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Lead125のフロントタイヤの交換

● リード125のフロントタイヤ「90/90-12 44J」の一覧

ノーマルのチェンシンのタイヤも普通にグリップするし燃費もいいしロングライフで非常に良いタイヤだと思います。
しかしながら雨天のグリップに不安があるのと滑りだすと粘ってくれないのと硬くて乗り心地が悪いという欠点もあります。
雨の日に乗らないのであればノーマルのチェンシンで全く問題ないと思いますが、
雨の日も乗って、乗り心地が固いのとグリップに不安のある乗り方をしている場合は国産のタイヤにしたほうが良いかも知れません。
そこで前輪のタイヤもまだまだライフがありますが、後輪を交換して前輪のフィーリングや硬さが余計に気になったので交換してしまいます。
今回選んだのはゴムの質が良くて好きなブリジストンのタイヤを選びました。
ブリヂストンのHOOP B01(90/90-12 44J)です。
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準備するもの
新品のタイヤ(サイズ 90/90-12 44J)
・車体を支えるジャッキや台など
・14mmと19mmのメガネレンチ
・19mmのトルクレンチ(もしくはソケットレンチ)
タイヤレバー2本か3本
ビードワックス
虫回し


1・センタースタンド立ててフロントが落ちないようフロア下をジャッキで固定します。

写真の用に板でもかまして車用のジャッキで上げると、高さの微調整ができていい感じです。
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2・アクスルシャフトのボルトを外しアクスルシャフトを引きぬきます。

56N.m程度のトルクで締まっているので簡単に外れます。
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両サイドにカラーが付いているので外しておきます。
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3・本当はディスクプレートを外した方が痛めないで良いのですが、

ディスクプレートを留めているボルトは再利用不可になっているので費用もかかり面倒なので、
今回はホームセンターで適当な木材とプレートを買ってきて、この様な台を作ってみました。
ちなみに費用は600円ほどでした。
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4・タイヤの空気を抜きます

バルブのキャップを外して虫回しで虫を外してタイヤの空気を抜きます。
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5・ビードを落とします。

まずタイヤがリムに固着しているのでタイヤに乗っかってぴょんぴょんします。
そしてタイヤレバーをスプーン上向きに差し込み(左)、下に力を入れてタイヤを潰してリムとの隙間を開けます。
もう一本のタイヤレバーをスプーン下向きに入れて(右)リムに当ててレバーを上に上げてテコの原理で先っぽでビードを下に押します。
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この要領でビードを落としていきある程度落ちたら手で落ちます。 これを反対側も同じ要領で落とします。
私の場合はビードブレーカーを買っているのでこいつでサクッと落とします。
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(力技として、誰かにホイールに乗って押さえてもらいながら、ビードを思いっきり踏みつけると落ちてくれます。)
(ただしこの力技の時はディスクプレートは外しておいたほうが安心です。)

6・タイヤをホイールから外します。

準備としてホイールのリムのヘリ部分と、タイヤのビード部分にビードワックスを塗っておきます。
リード125のホイールは黒塗装で傷がすごく目立ちやすいのを学習したので、リムガードを導入してみました
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この左側のレバーはそのままで、もう一本のレバーを隙間に差し込み同じように持ち上げて外していきます。
ここでコツなのですが、レバーで持ち上げている対角線上(自分側)のビードを、
写真のようにヒザなどでホイールの中心よりに落としておかないとビードはワイヤーがきっちり入っているので、
いくら頑張っても絶対に外れません。これで片側外せました。
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もう片側もそのまま同じ要領で外します。リアタイヤの交換のページを参考にして下さい。
他に逆のやり方があって、写真のように反対側からタイヤレバーを入れて、
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写真はもう外れてしまっていますが、こんな感じでレバーを180度押し込んでタイヤを変形させて、
下方向に力を入れてやるとメリメリっと結構簡単に外れてくれます。
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またまた前回学習したので、リムを養生テープで保護してからやってるのでほぼ傷なしで出来ました。
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7・新品のタイヤをはめます。

エアバルブの交換をする時は新しいタイヤをはめる前に新しいエアバルブに交換します。
準備としてホイールのヘリの部分と新品のタイヤのビードにビードワックスを塗っておきます。
この時必ずタイヤの側面の矢印マークを確認して、走行する回転方向に合わせて組みます。
外した時と逆の要領ではめていきます。
一箇所タイヤレバーで入れてから、そのレバーを固定して、時々レバーを使ってできるだけ手と足で入れていきます。
最後はキツイのでもうレバーで少しずつ入れていきます。
新しいタイヤは柔らかいので楽に入ると思います。
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8・ビードを上げます

125クラスの速度域でであればタイヤの軽点をバルブに合わせなくてもそれほど影響はありません。
しかしフロントはハンドルに結構感じる場合があるのでバルブと軽点も合わせておきます。

ここで今回の問題発生です。
届いたタイヤが最初の写真でみるとわかりますが、かなりペタンコになっていて
ビードがリムに接していない状態でカパカパです。これではいくら空気を入れても抜けるだけで上がりません。
気になったので一応ダンボールを噛まして広げていたのですがダメでした。
そこで便利な100均で買った固定ベルトが役に立ちます。
写真のようにタイヤを締め付けてビートが広がってリムと接するように思いっきり締め付けます。
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これでコンプレッサーで空気を入れれてパンッパンッと2回ビードがはまる音がしますので空気を抜きます。
この作業はコンプレッサーが無かったらガススタや自転車屋に行ってコンプレッサーを借りてやったほうが簡単です。
最後にバルブに虫を取り付けておきます。ビードがはまっていればエアーを入れるのは手ポンプで十分です。

9・車体にホイールを取り付けます

両サイドのカラーもホイール側のパッキンもグリスが汚れていますので、一旦キレイにします。
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キレイになったら新品のグリスを塗ってやります。
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キレイにしたカラーを左右にはめ込みホイールをフロントフォークに取り付け、アクスルシャフトを差し込みます。
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反対側の19mmのナットを取り付け、トルクレンチで56N.mのトルクで締め付けます。
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一旦規定の空気圧よりやや高めにエアを入れてやります。
そして規定の空気圧までエア抜いて完了です。
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10・最終確認

最後にタイヤの空気圧を確認して、少し試し走行し再度空気圧を確認します。
ディスクブレーキの具合も徐々に確認しておきます。
新品のタイヤは滑るのでスリップサインが消えてしばらくするまで、
特にフロントは危ないので注意して走るようにしましょう。

※参考画像は他にもありますので画像一覧からご覧ください。

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