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Lead125のリアタイヤの交換

● リード125のリヤタイヤ「100/90-10 56J」の一覧

先日出かけようと思ってエンジンをかけて暖気中に何気なくオドメーターを見た所ジャスト1万キロでした。
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そんな訳でリヤのタイヤもそろそろスリップマークが出そうなので、
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パンクしても嫌ですし少し早いのですがリード125のリアタイヤを交換してしまいました。
チョイスしたのはIRC 井上の MB520 URBAN MASTERです。これ結構定番ではないでしょうかね。
当然ノーマルのチェンシンよりグリップもあって柔らかめで乗り心地もいいです。

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準備するもの
新品のタイヤ(サイズ 100/90-10 56J)
・24mmのソケットとインパクトレンチ(力自慢な人はソケットレンチでもOK)
・120N.m程度まで対応のトルクレンチ(もしくはソケットレンチ)
タイヤレバー2本か3本
ビードワックス
・虫回し
・インナーフェンダー用の六角レンチ
・10mm,14mm,各種ソケットレンチと長めの延長用エクステンション


1・マフラーを外します。

マフラー自体はシリンダーヘッド下側のフランジ2箇所と、写真のサイド2箇所で留まっています。
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サイドのマウントボルトを先に外してしまうとフランジに力が加わって最悪ヘッド交換になるので、
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必ずフランジ側から外します。その後下側のマウントボルトを外して、最後に上側のボルトをマフラーを持ちながら外します。
マフラーのマウントボルト2本は59N.mで締まっているので結構固いので、軸の長いソケットレンチを使ったほうがいいです。
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2・インナーフェンダーの六角ボルトを外します。

外して上に動くようにしないとタイヤを抜く時に引っかかるので外すだけなので、フェンダー自体は付いたままでOK。
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3・タイヤのセンターにある24mmのアクスルナットを外しタイヤを抜きます。

ここは118N.mと車体が軽く動いてしまうトルクで締まっているのでインパクトでガガガッとやった方がいいです。
インパクトが無い人は、他にベルト交換時にプーリー外す時や、他の車のタイヤ交換などあると便利なので買っておいたほうがいいと思います。

手で緩める人は誰かに車体とブレーキをしっかり握ってもらいながらでないと厳しいと思います。
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後はブレーキの調節ネジをめいっぱい緩めてから、インナーフェンダーを上に少しずらしてからタイヤを引きぬきます。
ここでブレーキシューのカスが多量にありますので、ブレーキ側、ホイール側ともエアーで吹いてキレイにしておきます。
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4・タイヤの空気を抜きます

バルブのキャップを外して虫回しで虫を外してタイヤの空気を抜きます。
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5・ビードを落とします。

まずタイヤがリムに固着しているのでタイヤに乗っかってぴょんぴょんします。
そしてタイヤレバーをスプーン上向きに差し込み(左)、下に力を入れてタイヤを潰してリムとの隙間を開けます。
もう一本のタイヤレバーをスプーン下向きに入れて(右)リムに当ててレバーを上に上げてテコの原理で先っぽでビードを下に押します。
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この要領でビードを落としていきある程度落ちたら手で落ちます。
これを反対側も同じ要領で落とします。 ちなみにこんなのを使うと3秒で落とせます。
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6・タイヤをホイールから外します。

準備としてホイールのリムのヘリ部分と、タイヤのビード部分にビードワックスを塗っておきます。
レバーを差し込みこんな感じで持ち上げて押さえておきます。
ホイールが黒塗装されているため傷が簡単に付いて非常に目立ちますので、
傷が嫌な方はリムプロテクターの利用や養生テープなどでリムやホイールを保護してからの作業をオススメします。
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この左側のレバーはそのままで、もう一本のレバーを隙間に差し込み同じように持ち上げて外していきます。
一人でやっていたので途中の写真は撮れませんでした。
ここでコツなのですが、レバーで持ち上げている対角線上(自分側)のビードを、
写真のようにヒザなどでホイールの中心よりに落としておかないとビードはワイヤーがきっちり入っているので、
いくら頑張っても絶対に外れません。これで片側外せました。
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もう片側もそのまま同じ要領で外します。
今外したビードがちょっと邪魔ですが気にせずグイグイ外します。
(ごめんなさい途中で写真撮ろうとして思いっきりスッポ抜けてホイールにものすごい傷を入れてしまい凹んで撮れませんでした。)
何を撮ろうとしたかというと、柔らかいタイヤだと、ホイールを立てた状態でレバーを反対側から差し込んで、
ぐいっと180度回してタイヤを押しつぶすようにしてからタイヤを下方向にさらに押しつぶすようにするとメリッと簡単に外れてくれます。
この時にレバーがホイールの内側に当たってタイヤを押す形になるので、ホイールに傷がつかないよう
ウエスやらダンボールやらガムテープ等でホイールを保護しながらやると良いです。
でないと私のようにがっつり傷が入ってしまいます。
数回この状態の写真を撮ろうとして力を入れて押さえたままカメラに手をやったら、
ずっこけてレバーでホイールをガチガチにしてしまい諦めました。
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7・新品のタイヤをはめます。

エアバルブの交換をする時は新しいタイヤをはめる前に新しいエアバルブに交換します。
準備としてホイールのヘリの部分と新品のタイヤのビードにビードワックスを塗っておきます。
この時必ずタイヤの側面の矢印マークを確認して、走行する回転方向に合わせて組みます。
外した時と逆の要領ではめていきます。
一箇所タイヤレバーで入れてから、そのレバーを固定して、時々レバーを使ってできるだけ手と足で入れていきます。
最後はキツイのでもうレバーで少しずつ入れていきます。
新しいタイヤは柔らかいので楽に入ると思います。
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8・ビードを上げます

125クラスの速度域でであればタイヤの軽点をバルブに合わせなくてもそれほど影響はありません。
気になる人は合わせて、バルブに虫を入れない状態でエアコンプレッサーで空気を一気に入れます。
するとパンッパンッと2回ビードがはまる音がしますので空気を抜きます。
この作業はコンプレッサーが無かったらガススタや自転車屋に行ってコンプレッサーを借りてやったほうが簡単です。
最後にバルブに虫を取り付けておきます。ビードがはまっていればエアーを入れるのは手ポンプで十分です。

9・車体にホイールを取り付けます

固着防止に軸のネジ山の部分にカッパーコンパウンドもしくはオイルを軽く塗っておきます。
塗るのは軸のナットの座面、ネジ山部分だけで、それ以外につかないよう注意します。
外した時の逆の要領でホイールをはめ込みます。
インナーフェンダーがちょっと邪魔ですがシャフト歯車の切り欠きを合わせて差しこむだけなので簡単です。
差し込んだら規定の空気圧よりやや高めにエアを入れてやります。
と同時に緩めておいた後輪ブレーキの調整ネジを元通りにねじ込んでブレーキの遊びを確認します。
ここでインパクトでガガガッと締めてもいいのですが、最近のインパクトは300N.mとか非常に強力なトルクのものがありますので、
締め付けはインパクトを使わずにちゃんとしたトルクレンチを使うことをお勧めします。
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トルクレンチで締めようとしてもタイヤが回ってしまってうまく締められないと思いますので、
ここは誰かにまたがって体重をかけた状態で前後しっかりブレーキをかけてもらいながら、トルクレンチで締め付けます。
締め付けトルクは117N.mです。 もし一人でブレーキが握れない時はベルトやタイラップのようなものでブレーキレバーを締め付け固定してサイドスタンドで作業します。
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ホイールが締め付けられたらインナーフェンダーを六角ボルトで取り付けておきます。

10・マフラーを取り付けます。

マフラーのガスケットは数回で交換したほうが良いです。
今回は初回なのでそのまま再利用しました。
まず地面に寝た状態でマフラーを持ってフランジ部分を通します。
フランジのスタッドボルトに穴が通ったら、マフラーのマウントボルトの下側のボルトを軽く突っ込みます。
これでちょっと安定してくれますので、上側のボルトも軽く差し込んでマフラーがずれないようにしてから
フランジ部分のナットを締め付けます。トルクは29N.mとやや強めです。
このフランジのスタッドボルトにもカッパーコンパウンドを軽く塗っておくと抱き着き防止になります。
その後2箇所のマフラーマウントボルトを締め付けます。トルクは59N.mです。
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11・最終確認

最後にタイヤの空気圧を確認して、少し試し走行し再度空気圧を確認します。
新品のタイヤは滑るのでスリップサインが消えてしばらくするまでは注意して走るようにしましょう。
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※参考画像は他にもありますので画像一覧からご覧ください。

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